毎自転車通勤の相棒は、KhodaaBloom(コーダーブルーム)のクロスバイク「RAIL 700A」。
フリーランスで働き始めた頃、仕事先が自宅から近かったので、ならば「自転車で通勤してリフレッシュ&ダイエットだ!」と企んだのが、自転車通勤とクロスバイクの購入だった。
コーダーブルームは「ホダカ」という歴史ある自転車メーカー。もともとはママチャリなどの実用車をメインでやってたメーカーらしく、2007年に「日本人による日本人のためのスポーツバイク」というコンセプトで、スポーツバイクブランド「コーダーブルーム」を立ち上げたんだとか。知らなかった…。
ブランド的にはまだまだ新興らしくあまり有名じゃないけど、フレームに「KhodaaBloom」というちょっと長めのブランド名がデザイン的にとても個性的。最近は街中でもちらほら見かけるようになった気がするぞ。
そんなコーダーブルームだけど、公式サイトにあるコンセプトがしびれる内容なので、下記に引用。
KhodaaBloom(コーダーブルーム)は日本のスポーツバイクブランドです。国内で流通しているほとんどのスポーツバイクは海外ブランドのものばかり。それらは、日本人の体型や使用シーンに必ずしも適しているとはいえません。そんな状況を変えるため、日本人が企画開発した、日本人のためのスポーツバイクをKhodaaBloomは展開しています。全社員がスポーツとしてサイクリングに取り組み、そこで得られた情報を製品開発に活かしています。あらゆる日本の人々へ日本のスポーツバイクを届ける。それがKhodaaBloomです。
素晴らしいコンセプトだ…。
確かに、「GIANT」や「Cannondale」はもちろん、「LOUIS GARNEAU」や「Bianchi」とか人気のある自転車はほとんどが海外ブランドである。もちろん海外ブランドがだめとか、日本人に合わないなんてことはまったくない。それはそれとして、コーダーブルームのコンセプトは、日本人として素直に惹かれるものがあるってことだ。
さらに惹かれてしまうのが「軽さへの拘り」。フレームやパーツを徹底的に研究することで「RAIL700 SL」は10万円以下、かつ前変速機付きでクラス最軽量と言われる8.7kgを実現している。軽いって素晴らしい。
あと店員さんが力説してたのが、「SHIMANOパーツ」を使ってることだった。曰く性能的なところはもちろん、メンテナンスのしやすさ(修理しやすさ)があるんだとか。なるほど、エントリーモデルの「RAIL700」や「RAIL 700 A」のコンポーネントは「SHIMANO ALTUS」だしなー。
今回最大の気づきだったのが、初心者のクロスバイクはエントリーモデルで十分ってことだった。
思い返せば、GIANTの「エスケープ」から始まり、Cannondaleの「バッドボーイ」に憧れ、GIANTの「グラビエ」をちら見しながら、RITEWAYの「シェファード シティ」で悶々とするなど、決め手を欠いて彷徨っていた自転車探しの旅…。
最終的にコーダーブルームのクロスバイクを買うと決めてからは、エントリーモデルの「RAIL 700A」にするのか、上位モデルの「RAIL700 SL」か「RAIL700」にするのかでまた悩み…。
そんな俺に店員さんが語ってくれた言葉が以下。
「クロスバイクはエントリーモデルで必要十分ですよ」
「カラーやデザインが好きなら上のモデルでもいいけど微妙かな」
「重量なんて乗ってて気にならないですよ。まして2kgなんて荷物で変わるし」
「どうせ高いのを買うならもっといいモデル。それこそロードで金かけたほうがいいですね」
モノ好きでコダワリがちな俺は、比較するとだいたい上位モデルに(高い方に)心惹かれがちだけど、今回ばかりはとても納得感のある言葉だらけだったので、ストンと腹落ち。
つまり、「初心者」×「クロスバイク」= 高いチャリは不要!
てことだ。なるほど、初心者でクロスバイクならエントリーモデルで十分だわ!で、「RAIL 700A」に決定。
実際、コロナでリモート中止にになるまでは、週5日チャリ通で勤務先へ通ってたし、スイスイ進むし、ちゃんと止まるし、思うように曲がるし、十分すぎるくらいの乗り心地、快適さだったのだ。店員さんには感謝しかない!
クロスバイクの軽くて軽快な乗り心地。
クロスバイクともなると車体も軽くなって、ちょっと漕いだだけでスイスイ進む進む。漕ぎ出しも楽だしスピードもすぐ出るので、少々の坂なら座ったままで越えられる。住んでる地域や会社までの道のりは坂が多いのでほんと助かるんだよなあ。
ギアは前3×後8で必要十分。街乗りメインならそこまでギアを変えることもないし。だいたい前ギアは2で固定して、道によって後ギアを数段切り替えてるくらいだし。もちろんギアの切り替わりもスムーズ。
比較時は、より軽い「RAIL700」とも悩んだりもしたけど、実際に乗ってみれば少々の重量の差なんて確かに分からないし気にならない。ほんと、RAIL700Aの軽さで必要十分だったと実感しまくりだ。店員さんは正しかった!
通勤・通学に使うなら色はホワイトが安心かつ安全。
もともとマットブラックの「Cannondale Badboy」に憧れてたのもあり、最初はガンメタルが第一希望だった。でも、最終的にマットホワイトを選択。その理由は夜走ってても目立つから。つまりは安全重視の選択をしたわけだ。
僕の服装もシャツこそ白や青だけど、アウターとパンツはほぼ黒だし、なんならリュックも黒。もう前進真っ黒け。そんな真っ黒な人間が暗い色の自転車に乗って夜走ってたらそりゃ危ないよなーと。
店員さんも「迷ったら黒と白が間違いないけど、安全性を考慮したら白がおすすめ」て言ってくれたので、じゃあ安全性重視で自転車くらい白にしておこう!となったのだった。
実際、マットホワイトで大正解だった。都内の道路を夜走っててすぐに気づいたのが「確かに黒は目立たない!」ってこと。まさか黒がここまで夜に溶け込むとは…。ほんと衝撃。確かに白は目立つ!
通勤でも車道を走ることが多くなるし、車が横をガンガン追い抜いていく。でかい道ともなればバスやらトラックやらが並走したりするので正直怖い。なので、少しでも安全性を高める工夫が大事なんだとつくづく感じている。安全第一。
都内走りメインだからタイヤは太めサドルは厚め。
RAIL700Aのタイヤは「700×32C」だ。32Cのタイヤ幅は一般的なクロスバイクの28Cと比べると太め。ゆえに安定性とクッション性に優れている。さらには段差にも強くなるので、車道と歩道の段差とかでもパンクの心配が軽減される。通勤で使うならパンクしづらい安心感は超重要。
デザイン的にも太いタイヤは大好物。ロードバイクの細いタイヤはスピード出るんだろうけど見た目あまり好みじゃないし、街乗り通勤メインでそんなにスピードも出さないので、太めのタイヤで存在感マシマシが格好いい。
サドルも大事だ。ロード寄りになるとサドルが薄くなりがちだけど、RAIL700Aのサドルはぶ厚めでクッション高め。ちょっとした段差でもショックを吸収してくれる。
やや堅さがあるのと見た目ボッテリはするけど、お尻が痛くなるとほんと辛い(バイクも同じ)のでお尻ケアは重要。もし堅さが気になるようなら、別売りのサドルに切り替えるのもせんぜんありだろう。お尻大事w
自転車通勤を始めて週5日で2年くらい、ほぼ毎日のように乗ってたけど不満はなし。ほんと、コーダーブルームの「RAIL 700A」は、コスパ十分で満足できる買い物だった。
自転車通勤も、いざ始めてみると快適かつ爽快です。電車で通勤するより早く会社にも着くので便利。なにやら自由を感じて心地良いんだよなあ。自転車通勤もう辞められないなー。
て思ってたら、コロナになってリモートが増えて出社が激減…。自転車に乗るのも週1回か2回になってしまった。そんなバカな!リモートは便利で楽なんだけど、自転車に乗れないのはつまらないし、運動不足になるのが困りもの。悩ましい…。