IWCのマーク15。2003年、転職した勢いで買った腕時計。初めての高級時計で、もちろんローン。来年で20年になる。ずいぶん長い付き合いになったなあ。
38mm、黒文字盤に、アラビアインデックス。余計なものが何もない。パイロットウォッチらしい無骨さで、シンプルだから飽きない。当時はエクスプローラー1と迷ったけど、こっちにして正解だった。

ベーシックな三針に、視認性の高い数字、締まった黒い文字盤。実用一点張りの無骨さに、IWCらしいデザインの筋が一本通ってる。完成されたデザインだと思う。
ブレスも最高。細かい5連のコマ一つひとつに丸みがあって、腕にしっとり吸い付くような着け心地。光の当たり方で表情も変わる。もはや色気しかない。正直、ちょっとエロい。
マーク15のブレスには3つの世代があって、これは中期のオリジナル。初期はマーク12と同じ繊細なタイプ、後期はマーク16寄りの角ばったコマ。バランスがいちばんいいのは、この中期だと思ってる。
地味に助かるのが、軟鉄のインナーケースによる耐磁性能。一日中パソコンに向かう仕事でも、気にせず着けられる。もちろん、インヂュニアには及ばないけど。
ただ、いまは調子がいまひとつ。巻いても1日持たない。オイル切れか、ゼンマイか。オーバーホールに出せば8〜10万円。しかも、出すとリューズの魚のマークがIWCロゴに替えられてしまうらしい。それがどうにも引っかかって、まだ踏み切れずにいる。

ここまで長く腕にあると、もう手放すという選択肢は浮かばない。傷も、止まりがちなゼンマイも、全部ひっくるめてこの時計。
いつか息子に渡す日をひそかに夢見てるけど、その前に、まずはオーバーホールかw