2016年に買った、IWCのインヂュニア・オートマティック(IW322701)。
マーク15に続く、2本目のIWC。平日はほぼ毎日着けてる。6年ガシガシ使ってきたから、傷も打ち身もある。でも、それがいい。全部が味になってる。オンはインヂュニア、オフはマーク15。いつの間にか、そんな使い分けに落ち着いた。

買ったきっかけは、マーク15がお疲れ気味だったのと、仕事で新しいことに踏み出すタイミングが重なったこと。心機一転、これを着けて頑張ろうと思った。IWC好きはIWCばかり買うらしいけど、その気持ちはよくわかる。
ただし、選んだのは現行モデルじゃなくて、ひとつ前のモデル。ここは譲れなかった。
インヂュニアは、もともと強い磁気の中で働く技術者のために作られた時計。80,000A/mという圧倒的な耐磁性能こそが本質だと思ってる。耐磁を捨てた最近のモデルは、俺の中ではインヂュニアじゃない。
初代は1955年。1976年にジェラルド・ジェンタがデザインした「インヂュニアSL」で、いまに続く顔ができた。一度は製造中止になって、2005年にこのIW322701で復活。自社製キャリバー80110を積んで中身は大きく変わったけど、ジェンタのデザインはちゃんと受け継がれてる。
12と6だけがアラビア数字で、あとはバーのインデックス。太めのペンシル針。黒いギョーシェの文字盤は、角度によって表情が変わって、見ていて飽きない。日差は1〜2秒。精度も申し分ない。

サイズは42.5mm、重さ216g、厚さ14.7mm。まさに鉄塊。なのに、着けると重さが気にならない。ブレスの作りと装着感がいいからだと思う。このあたりは、さすがIWC。

街で同じ時計を見かけたことがないのも、密かに気に入ってるところ。
ただ、オーバーホールにはまだ一度も出してない。そろそろ油が切れてきてる気がする。近いうちに出さないとな。

ちなみに現行モデルは、耐磁性能を手放して、デザインもクラシック寄りになった。文字盤から「INGENIEUR」の文字も消えた。時代の流れなのはわかる。でも、個人的にはちょっと違うんだよなあ。
圧倒的な耐磁性能と、ジェンタのデザインと、鉄塊みたいな存在感。俺にとってのインヂュニアは、やっぱりこのIW322701。傷が増えても、まだまだ一緒にいたい。
※2023年2月、時計オフ会でまさかの被り → 記事はこちら