ビジネス用の革靴で愛用していた一足が、ビルケンシュトック（BIRKENSTOCK）の「ギルフォード」。
同じビルケンの「パサデナ」と比べるとややドレス寄りなデザイン。仕事でより綺麗めな格好が求められる打ち合わせでよく履いていた。ジャケットとデニムにも合わせやすくて、当時はかなりヘビロテしてたなあ。
購入のきっかけは、仕事でスニーカーはもちろんパサデナでもちょっと軽いってシーンが何度かあり、ちゃんとしたシーンでも履ける革靴が必要になったからだった。やっぱり、ビジネス使いできるレースアップでブラックな革靴は一足持っておいたほうがいいよなと。
かといって、ごりごりの革靴はジャケット×デニムスタイルには似合わない。なのでいつものように原宿のビルケンを訪問。入荷すると即完売という人気モデル「ギルフォード」を購入したのだった。色はブラックだったけど、色違いでダークブラウンも欲しかったくらいの一目惚れだったなー。
もちろん、ドレス寄りとはいえそこはビルケン。ビジネス向けのドレスシューズというよりは、アウトドアっぽいデザインのレースアップシューズや、ごつめのソールで見た目はややカジュアル寄り。でもワークかというとそうでもない。
ギルフォードは、このオンオフで使えるバランス感が絶妙。
レザーはコシがありながらも柔らかくて履きやすい。
スムースレザーはコシがありながらしなやか。履き込むとすぐに馴染んで歩きやすさは文句なし。オイルを塗れば艶も出てくるしエイジングも楽しめる。これはオイルを塗り込んだ直後なんだけど、テカりすぎずギラつきすずな渋い艶がなんともいえない。
ソールがまた特長的で、凸凹した厚めのラグソールになっている。ぱっとみドレスシューズっぽくないソールで、むしろエンジニアブーツですか？といった佇まい。
このゴツさとボリュームがデニムの足もとにピッタリでビジカジにも合わせやすいし、凹凸がしっかりと地面をグリップしてくれるのでじつに歩きやすい。ごつい見た目に反して意外と軽いのも疲れづらい要因かな。
パサデナと比較しても歩き疲れないのはギルフォードだと思う。けっこう履いたので、ソールはかなりすり減っている。もう少し減ったらソール交換に出そうかなー。
仕事使いで革靴を。でもドレスシューズじゃない。カジュアルにも使いたい。なんならデニムに合わせたい。そんなわがままに応えられるのが、ビルケンの「ギルフォード」だろう。一足持っておくと最高に便利だ。
最近は仕事も完全にカジュアルスタイルだし、リモートワークなのもあってほぼ履く機会がないのが寂しい…。
