ニューバランスのM1300J、2000年の復刻モデル。買ったのも2000年だから、もう23年になるのか。
当時、たしか雑誌Beginで見かけて一目惚れした。大阪のNBショップに飛び込んで、足を入れた瞬間の感動はいまでも覚えてる。あのとき1300を熱く推してくれた店長さんには、感謝しかない。

ENCAPのミッドソールは、柔らかすぎず、沈み込みすぎず、ちょうどいいクッション。履き口の内側がつるっとしていて、すっと足が入る感触がやたらと気持ちいい。これぞ1300の履き心地。
太めのNロゴに、ブルーの縁取り。タンには「MADE IN USA」の文字。1985年に登場して「スニーカー界のロールスロイス」と呼ばれたフラッグシップ。青みがかった、このグレーがたまらない。
ニューバランスを好きになったのは、この1300がきっかけだった。スニーカーに履き心地を求めたら、結局ニューバランスに行き着く。もともと矯正靴から始まったブランドだけあって、足との向き合い方が根本から違う。
紐はコットン100%の平紐に替えた。オリジナルは少し伸びるのが気になってたけど、替えたらフィット感がぐっと上がった。インソールも交換済み。ニューバランスのインソールは本当にいい。
ひたすら履き続けたけど、加水分解でソールが限界を迎えて、泣く泣く引退。それからずっと箱にしまってあった。久しぶりに出してみたら、ソールはもちろん、ヒールカウンターまでボロボロ。触ると割れて、剥がれる。仕方ないとわかってても、やっぱり悲しい。妻には「もう履けないんだから処分して」と言われてる。でも、これは俺にとって特別な一足なんだよな。
M1300JPは5年に一度だけ復刻される特別なモデル。1995年から始まって、2025年で7度目になる。俺のは2000年、2度目の復刻。価格はどんどん上がって、いまや抽選制。とてもじゃないけど手が出ない。もう履くことはないのかと思うと、ちょっとさみしい。



思い切って、メルカリかヤフオクで高値づかみするか? いや、落ち着けw
履けなくなっても手放せない靴なんて、そうそうない。だからこそ、余計に切ない。この1300は、たぶんこれからも箱の中で眠り続ける。