スニーカーばかり履くようになってもう20年くらいになるのかな。
とはいえ、持ってるスニーカーはニューバランスばかりという自他ともに認めるNB好きだ。なかでも、M1400のグレーはかれこれ3代目4代目？ってくら愛用している俺の定番モデルだったりする。
ニューバランス（new balance）がどんなメーカーなのかは語り尽くされてるので言わずもがな。かのラルフローレンが履いた履かなかったで有名な1300や、その後継となる1000番台シリーズ。そして、最近人気の990シリーズ。さらには、996や576などの定番モデルがてんこ盛りだ。
そんな数ある定番モデルの中で、とりあえず抑えるべきはメイドインUS・UKモデルであり、その中でも間違いないモデルがM1400なのだ。NBのスニーカーで何買うか迷ったら先ずはM1400のグレーで間違いなしってくらいの存在。
M1400は幅広めのラストを使っているので、足幅がある人に最適なモデルだろう。576も幅広だけど、996は細身だから。
あと特徴的なのが「袋縫い製法」で袋を閉じるように縫い合わせていること。インソールを剥がすと中央に縫い目があるので一目瞭然だ。この「袋」ゆえの足を包み込むようなフィット感が馴染むとまた最高なんだよなあ。996も同じ製法だったりするし。
歩き心地に影響するのがソールだ。1400はちょっと古いモデルだからクッショニングは正直そこそこ。決して柔らかいソールとは言えない。ミッドソールは、1300のENCAPにEVA素材を圧縮成型したC-CAPを追加して、クッション性と持続力を向上させていて、アウトソールはソリッドラバーで耐久性ありだ。
クッション性よりは安定感重視なのが1400のソールでもある。柔らかすぎてフワフワしたソールだと、クッションは効いても長時間歩くと疲れるし、足首が動いて疲れやすくなるので、適度な硬さと安定感がある1400のソールが好みだ。
大きめNマークのクラシックなデザインがフォーマルでもカジュアルでも合わせやすい。この汎用性こそが1400の一番の強みといえるかもしれないな。もちろん地味っちゃ地味なデザインだから、物足りないと感じる人や、古臭いと感じる人もいるとは思うけど。
でもそれがいいんだよなー。派手すぎず地味すぎず。シンプル。まさに定番だ。オールスエードのモデルもあるけど、スティールブルーとかのメッシュ素材のモデルのほうが軽やかだし好み。
正直、昔はこの1400と1300の定番を持っておけば、スニーカーは他に買わなくても十分だと、わりと真剣にそう思ってた時期もあったな。
俺の足は典型的な日本人足なので足幅が広め。なので990シリーズはラストが細めでちょっと厳しい。ヘリテージの1500とかも細めだしかなり厳しい。1700でぎりぎりいけるかどうかといったところ。いや苦しいけどｗ
安心できるのは幅広めなラストを使っている1400になりがちなんだよなあ。いくらデザインがかっこよくても履いてて疲れたり歩きづらかったりしたら本末転倒。靴は自分の足に合った形＆サイズを選ぶのが大切。ジャストサイズで履くべし！
そんな俺の定番モデル、いや永世定番モデルといっても過言じゃないM1400も、2018年頃にまさかの生産中止＆廃盤になってしまった。なんでだー！？
正式かつ大きなアナウンスもなくひっそりと廃盤になったので、気づくのが遅れてしまい買い足してストックしておくこともできず…。こうなると、デザインと機能、コスパ的に1400を代替するようなモデルがないのが辛いところ。ううむ。
そもそも、最近のニューバランスって価格がやたら高くなってるんだよなあ。特にUS/UKモデルなんて軒並み3万超えでちょっと手が出せなくなってきてる。1400の廃盤をきっかけに、ニューバランスから離れつつあるのが実情だ。悲しいけど仕方ない…。
