長く履いているビルケンシュトックのボストン。10年くらい前、さすがにボロボロになって、原宿の直営店に修理に出したときの話。
ずっとオフィス履きにしてたから、フットベッドはペッチャンコ。コルクは半分くらい崩れて、ソールもすり減ってグラグラ。バックルは歪んで、スエードもザラザラ。正直、買い替えたほうが早いと思うレベルだった。
迷ってたら、店員さんに「グレーのスエードは今のラインナップにない色で、けっこうレアなんですよ。修理して大切に履いてほしいですね」と言われて、心が動いた。もともとグレーは好きな色だし、愛着もあるしで、直してみることに。
頼んだのはオールソール交換とバックル交換。オールソールで約9,000円、バックル2つで合わせて1万円超え。新品が買えそうな金額で、正直ちょっと怯んだ。バックルは同じ色がなくて黒で。修理はドイツに送るので、1か月くらいかかるとのこと。
1か月待って戻ってきたボストンは、ほぼ新品だった。
フットベッドには足型のプリントが復活して、コルクもしっかり厚みがある。ソールは分厚く、サイドのエッジも直角。立っても歩いても、安定感がまるで違う。スエードもクリーニングしてくれたみたいで、触るとスベスベ。黒のバックルも違和感がない。むしろ、前の色を忘れるくらいハマってる。
せっかくなので、修理前と修理後を並べてみる。まずは修理前。
フットベッドはクタクタ。プリントも消えてる。

コルクまでボロボロ。履いてると足元がグラグラする。

アウトソール。かかとは削れまくり。

バックルは歪みまくり。

そして、修理後。
フットベッドも新品同様に。足型のプリントも戻ってきた。

かかとのコルクもしっかり復活。足が包みこまれる感じ。

アウトソールは全交換。サイドのエッジが効いて、安定感が戻った。

バックルも新しく。黒でも違和感はまったくない。

スエードだけは、そのまま。まわりが新品に戻ったぶん、馴染んだスエードの古さが妙に愛おしい。修理代はそこそこかかったけど、後悔はまったくない。
ソールを替えて、また履ける。そういうサンダルって、ほかにはなかなかない。これこそビルケンの魅力なんだよな。