
Zクラウドはクラシックと比べてより柔らかな履き心地らしい…。
梅雨入り間近のこの時期、10年近く愛用してきた夏サンダルのソール剥がれに直面し、新しいサンダル選びに踏み切ることにした。そして、柔らかいミッドソールの快適さと抜群の安定感を求めて、チャコの新モデル「Zクラウド」に辿り着くことになったのだ。
チャコのサンダル選び
アメリカの老舗アウトドアサンダルブランド「Chaco(チャコ)」は、1989年の設立以来、耐久性と履き心地の良さで揺るぎない評価を築いてきた。愛好家の間では同じくアメリカの「Teva(テバ)」との比較論争が絶えないとかw
今回選んだのは、従来愛用していた「ZX1」でも、定番の「Z1クラシック」でもなく、より柔らかいミッドソールを採用した「Zクラウド」(約15,000円)。一見高価に感じるかもしれないけど、10年近く使える耐久性を考えれば年間1,500円ほどの投資で、コスパは悪くない。

Zクラウド vs. Z1クラシック – ミッドソールの違いを徹底比較

Zクラウドの最大の特徴は2層構造のPUフットベッドで、クラシックの一体成形ポリウレタンソールより柔らかな履き心地を実現している。その他のデザインや素材は共通しているので、このミッドソールの柔らかさが両者を分ける重要な要素だ。
アウトソールは2016年以降、「ビブラム社製」から独自開発の「CHACOGRIP」に切り替わった。コレはこれで優秀なんだろうけど、愛用していたZX1のビブラムソールが懐かしく、少し残念に感じる部分ではあるかな。
サンダル選びでは、グリップ性能と足裏の感触が快適さを左右する。特に長時間歩行するなら、この二つの要素は軽視できない。
実店舗での試着体験。クラウドの柔らかさは想像と違った?
ミッドソールの違いを確かめるため、渋谷スクランブルスクエアの「A&Fカントリー」で両モデルを試着したわけだけど、予想していたほどの劇的な差はないかな。「もっと指が沈み込むほどの柔らかさがあるかと思った」というのが正直な印象。
もちろん、クラシックと比較すれば確かに柔らかいんだけど、その差は微妙なものだった。

店員さんによると、一日中歩き回る場合はクラウドの柔らかさが疲労軽減に貢献するけど、短時間の街歩きならどちらでも大差ないとのこと。また、重量も両者で大きな違いはないですと。ふむふむ。
アラフィフの足に優しい!Zクラウドを選んだ決め手とは
様々な要素を比較検討した結果、Zクラウドを選んだ決め手は「長時間履いても疲れにくい」という点だった。アラフィフになると足への負担は無視できない要素で、快適性は最優先事項になるわけだ。
また、愛用してきたZX1を修理に出せば、将来的に「クラウド」と「クラシック」の二足使い分けも可能になる。異なる特性を持つ二足を状況に応じて選べるのは、なかなか便利そう。
失敗しないチャコのサイズ選び
今回Zクラウドはサイズ9(27cm)を選択した。以前のZX1はサイズ8で若干窮屈に感じていたため、店員さんのアドバイスもあってワンサイズアップを決断。実際に履いてみると、若干の余裕があって快適だ。
チャコのサイズ選びは、普段のスニーカーサイズ(私の場合27〜27.5cm)を基準にすると良いと思う。試着時は特に土踏まずの位置合わせを重視すべし。
サンダル選びでは一般的に「余裕があるほうが良い」とされるけど、チャコのようにストラップでしっかり固定できるタイプは、足の形状に合わせた適切なサイズ選びが重要になる。
チャコサンダルのリペアサービス
ZX1のソールは右外側が剥がれ、ベルトも全体的に毛羽立った状態。修理に出すなら正規代理店のA&Fカントリーが窓口だけど、受付は年に一度、4〜5月限定とのこと。今年はすでに締め切られていたので、来年の修理期間まで保管しておく必要がある。忘れる自信があるw

修理費用はソール交換だけで約8,000円、ベルト交換を含めるとさらに高額に。しかも選べるベルトデザインは限られており、愛着のあるカモ柄は選択肢にない。これらを総合すると、修理と新規購入の判断は微妙なところだ。
チャコの”重さ”が生み出す歩行性能
なにはともあれ、自宅で計測したZクラウドの重量は片足376グラム。従来のZX1(399グラム)より20グラム強軽量化されている。普段履きのアシックス・ゲルカヤノ29(314グラム)と比べるとやや重いが、実際に履いて歩くと気にならない。
この適度な重量が生み出す「安定感」と「地面を捉える感覚」こそがチャコの魅力だ。軽いだけのサンダルと違い、長時間歩いても疲れにくい歩行感覚を得られる。重さで敬遠する人も多いけど、実際に履いてみないと分からない価値がここにある。

夏の相棒確定!Zクラウドで解決した快適歩行の悩み
実際に外出で履いてみると、歩きやすさは期待通り。「これだよこれ!」と思わず声が出るほどの満足感がある。
この夏、Zクラウドは間違いなく活躍するだろうなあ。クラウドのミッドソールが長時間使用でどれほど効果を発揮するか、使い込んだ後の感想も追って報告したい。
10年使ったZX1から新モデルZクラウドへ。見た目の変化は少なくとも、履き心地は確実に進化している。アラフィフの年代では、足への優しさと長期使用できる耐久性を両立させたアイテムが何より価値がある。チャコのZクラウドは、その両方を高いレベルで実現した一足だと実感している。