なんだかんだでビルケンシュトックが好きなんだよなー。
サンダルに飽き足らず革靴もビルケンを愛用中で、このモカシンは仕事で使うためにジャケパン（デニム）に合う革靴を探して購入した、ビルケン定番の「パサデナ」。
ビルケンシュトック（BIRKENSTOCK）といえばサンダルの印象が強いブランド。俺も「ボストン」のサンダルを会社の室内履きとして愛用しているけど、意外とモカシンやブーツなどのシューズ系も揃っていたりする。
つまり、革靴でもビルケンの履き心地が味わえてしまうというわけだ。
このパサデナは、ビルケンらしい履き心地とカジュアルでありながらオンでも使えるデザイン。さらには限定のクロムエクセルレザーが所有欲を満たしまくってくれる。眺めてるだけでヨダレが出そうなこの佇まい。
当時、営業の仕事をしていたので、NBのスニーカーじゃちょっと厳しい会社もあり。となると、やっぱり革靴が必要だよとなって、ビルケンの店頭で見かけて一目惚れ。
でも、ジーンズに合わせる革靴選びとなるとこれが意外と難しい。いかにもビジネスな革靴だと、ジャケットと白シャツ（裾出し）にデニムなスタイルだと浮きまくる。かといって、カジュアルすぎると軽く見られて本末転倒。
とはいえ、履き心地重視は変わらないし譲れない。もちろん定番であることは必須。あとはコスパ重視でそれなりにキレイめな大人カジュアルで履ける革靴となると、うーん。で、パサディナに辿り着くわけだ。
このパサディナの特徴はいろいろあって。
何よりも、革にアメリカの老舗タンナー、ホーウィン社の「クロムエクセルレザー」が使われていること。これが一番かな。2016年の限定モデルで、赤茶けた色、風合いがなんともたまらない。
クロムエクセルレザーは堅牢性、耐久性、柔軟性に優れており、コシのある革は触ってわかるくらいにたっぷりオイルが染み込んでいる。触ると染み出しそうなくらいオイリー。ゆえに履けば履くほど馴染んでいくわけだ。
革にも惹かれたけど、なにより惹かれたのがこの赤みがかった茶色。なんとも言えない赤茶色の色合…。まるでコードバンですか？ というような佇まい。店頭ではチェリーとブラックの2色展開だったけど、チェリー一択だったなー。
この革の風合い、そして履き込むことで現れるシワ。たまらん。
足幅はナロー幅だから、定番モデルと比べると少し細身。気持ちシュッとしたシルエットはビジネス使いにもちょうどいい感じで、主にBONCOURAの66モデルにあわせてたけど、いい感じにまとまってたと自画自賛しているｗ
フィット感は見てのとおり靴紐の穴が2つしかないので緩め。まあモカシンだからこんなもんかなー。休日に気軽に引っ掛けることもできる軽快さがイイ。
しかしこのラインとステッチの雰囲気最高だな。見惚れてしまう。
ビルケンシュトックのモカシン「パサデナ」は、オンでもオフでも使える絶妙さが素晴らしいシューズだと思うな。もちろん、足もとはスニーカーがメインなのは変わらないけど。カジュアルな革靴を一足持っておくととても重宝するし。
がしかし、そんなパサデナも最近は休養状態だ。仕事が変わって営業もしなくなったので、なかなか登場する機会がないんだよなあ。もっと履いてやってよりエイジングさせたいけどこればっかりは…。
サンダル選びはもちろん革靴選びでもなんだかんだビルケンになってしまうこの現象はなんだろう？ 結局、履き心地とデザイン、コスパのバランスが抜きん出てるってことなんだろうな。つまり定番モノということなんだろう。
