スティールバッファローのウエストバッグ / モノとして格好よければそれでいい

山口幸一さんの鞄が好きで、気づけば何個も持ってる。ポーターの時代から、スティールバッファロー、ハーベストレーベル、WELLDまで。通称、山口鞄。

使い続けてる理由は、ミリタリーなデザインでも、頑強な縫製でもある。でも一番は、持ったときに「格好いい」と思えること。使ったことのない人には、たぶん意味不明だと思うw

スティールバッファローのウエストバッグ

スティールバッファローは、長年ポーターのデザイナーを務めた山口さんが2011年に立ち上げたブランド。西部開拓時代のワーク用品や軍用品から着想した、過剰なほどの作り込みが特徴。

このウエストバッグは「Yellow Stone」シリーズのWAIST PACK(STBU 15001)。色はブラック×ブラック。2022年の6月に手に入れて、2年近くになる。

スティールバッファローのウエストバッグ

手に入れた経緯がちょっと面白い。メルカリを巡回していたら、定価の10分の1で出ていた。理由は、ジッパーが少し錆びて開けにくいから。いや、掃除すれば大丈夫だろで即購入。届いてから錆を落としたら、まったく問題なく使えてる。錆は完全には取れなかったけど、近づかないとわからない程度。この鞄なら、それすら味になる。

素材は210デニールの高密度ナイロンを、2枚、3枚と重ねてる。触るとナイロンとは思えない風合い。最初から強めのウォッシュがかかっていて、ボタンやジッパーまわりは擦れて色が剥げ、革パッチまで少し縮んで歪んでる。間違いなくやりすぎ。でも、そこがいい。

スティールバッファローのウエストバッグ

収納は、ウエストバッグなりに必要最低限。ダブルジップのメインには、スマホ、財布、メガネケース、タオル、ペットボトルでいっぱい。フロントのポケットは、正直、何を入れればいいのか悩む。でも格好いいからいい。

内側には「KOICHI YAMAGUCHI」のタグ。バックルは大きく、ベルトも幅広い。ガチッと締めれば、まず外れない。

スティールバッファローのウエストバッグ

今は街へのお出かけと、カメラバッグとして使ってる。映画館ならタオルとメガネケース、子供の行事や家族旅行ならX-T20と交換レンズ。小回りが利いて、なにより軽い。長年使ったポーターのウエストバッグがくたびれてきたので、今はこれがメイン。

同じシリーズには、ブラック×イエローとグレー×イエローもある。ブラック×イエローは完全に警告色なので普段使いは難しい。と言いつつ、グレー×イエローのメッセンジャーバッグも持ってる。グレーなら、イエローの差し色もそこまで目立たない。と思ってるのは、俺だけかもしれない。

スティールバッファローのウエストバッグ

使えないポケットがあっても、収納がそこそこでも、山口鞄はそういう物差しで測るものじゃない。格好いいかどうか。それがすべて。山口さんはもう鞄づくりを引退されたと聞く。新しい山口鞄は、もう出てこない。

だから今日も、メルカリとヤフオクを巡回しにいく。


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この記事を書いた人

東京在住の50代。デニム、革小物、時計を中心に、長く使い込んだモノだけを書いています。

流行ではなく定番を選ぶ。新しいモノより、時間をかけて育つモノが好き。モノを選ぶ基準は「10年使えるかどうか」。

ここで紹介するのは、実際に長く使い込んでこそ分かる、経年変化の面白さや、変わらない良さを見せてくれるモノです。