ラストクロップスの名刺入れ「LC GENERAL」。サドルアップレザーのブラック。買ったのは7年前、渋谷の宮益坂にある店舗で。
ラストクロップスは、革と縫製にとことんこだわった日本のレザーブランド。肉厚な革、丁寧に磨き上げられたコバ、「空打ち」と呼ばれる手間のかかるステッチ。どちらかというと知る人ぞ知るマニアックなブランドで、間違いなく革好き向け。
よく比較されるのが兄弟ブランドの「ワイルドスワンズ」。実際に本当の兄弟がやってるのでデザインや名前も似てる。ワイルドスワンズが洗練された上品さなら、ラストクロップスはより無骨で頑強かな。迷ったらマニアックなほうを選ぶ性分なので、ラストクロップスにした。
コードバンと迷ったけど、サドルアップの落ち着いた風合いに一目惚れ。ベルギー最大のタンナー、TANNERIE MASURE社製の革で、艶と照りが独特。押すと色が変わるプルアップレザーで、傷がついても指で撫でれば馴染んでいく。
名刺入れとしての収納力も十分。メインポケットには50枚くらい入るから、展示会やイベントでも困ったことはない。サブポケットは薄めで5枚が限界だけど、もらった名刺を分けておくには十分。
買ったときは革が固すぎて蓋がまったく閉じなかった。置いた状態だとほぼ開いたまま。店員さんは「使い込んでいけばだんだん閉じてきますよ」と言ってたけど、正直信じられなかった。
それが3年くらいでようやく閉じるようになった。ほんとに閉じた。革ってすごいw







メンテナンスはラストクロップス推奨のM.モゥブレィ「アニリンカーフクリーム」を使ってる。
高密度の布に少量つけて塗るだけ。ステッチにオイルがたまらないように気をつけるくらい。サドルアップは塗りすぎるとコシがなくなるので、頻度は控えめにしてる。革は甘やかしすぎないほうがいい。

最初の3年は営業で外に出てたから活躍の場も多かった。その後フリーランスになって使用頻度は落ちたけど、艶と照りは確実に増してきてる。表側には傷もあるけど、それもまた味。
気づくとコバをずっと撫でてる自分がいる。ラストクロップスのコバは分厚くて美しくて、触り心地が最高。