デニム好きならベルトはレザーは外せない。
それもエイジングしまくりの革。存在感ありまくりのバックル。この組み合わせこそが最適解だと思っている。で、これこそが最高にデニムと合うベルトだと自負しているのが、2016年の秋頃に衝動的に購入したフルカウント(FULLCOUNT)のベルト「ワイルドレザー(WILD LEATHER)ベルト」だ。
フルカウント(FULLCOUNT)は言わずもがなの、レプリカジーンズブラドの老舗。ジンバブエコットンで織られたデニムは、魅惑的な色落ちと柔らかい穿き心地を高いレベルで昇華。かくいう俺も大好きなブランドでデニムに限らずいろいろ手を出してきたもんだ。
デニムに合うベルト選びはけっこう難しくて。思わずお腹が成長してしまった男子はホワイトハウス・コックスのメッシュベルトに手を出し気味だったりしがちw。確かにいいベルトだし一本持っておくと重宝するのは間違いない。なんなら俺も欲しい。でもそうじゃないんだよなー。
アメカジが出自の俺としては、やっぱりデニムには幅広でぶ厚いレザーで攻めたいところだ。デニムだと腰でがっつり止まってくれる感覚が重要だし、バックルにも個性が欲しい。安っぽいのもだめだし、綺麗すぎるのもだめ。そこで、満を持してのフルカウントのワイルドレザーとなるわけだ。
使用期間は2年と少し。かなりエイジングして味が出まくった革がたまらなく格好いい。
デニムはボンクラ66ともあわせてた。エイジングしたベルトをこれまた良い具合に色落ちしたデニム・ボンクラの66モデルにあわせてみるとこんな感じになる。ああ至高…。
フルカウントのワイルドレザーといえば、この特厚の厚さを誇るタンニンなめしの革だろう。
ワイルドと銘打ちながらも、繊細でしっとりとした肌触りに驚かされる。飴色に経年変化してからは艶がまして、頬ずりしたい衝動にかられてしまう。コシの強さも衰え知らずの頑強さ。ほんと分厚い。
そしてこのゴツくて存在感ありすぎのバックルだ。
真鍮シルバーで作られていて、独特の形状とあいまって、これ変身できるんじゃないの?ってくらいのボリュームなのだ。コレがイイんだよコレがw
購入時はさすがの存在感で邪魔になるかと思ったけどぜんぜん大丈夫だった。完全に杞憂。
使い込むほどにメッキが剥がれ傷が増えていく。刀の刃文のようなこの文様がたまらない。
とはいえ、最大の魅力はやっぱり使えば使うほど飴色に育つエイジングぶりだ。天然そのままの荒々しい革のムラやシワすらも、唯一無二の味となり個性となっている。
クルッと巻いてみた。ワイルドだけど品があるんだよなあ。
どれくらいエイジングしたのか。購入時の画像があるのでちょっと比較をしてみよう。
これが購入時の状態。まだタグが付いている。特厚と言われるだけあって厚みが半端ない。
バックルもまだ綺麗な状態。メッキもそのまま。これがあそこまで変化するとは…。
革本来の風合いが残ってて荒々しい仕上がり。ムラはもちろん線のように見えるシワは血管のあと。ワイルドだ。
革の質感がよくわかる。素材そのままのムラやキズが最高。この粗野な風合いが唯一無二だ。
巻いてみた。美味しそうですらある。
振り返ってみると、かなりの変化に驚かされる。まさにビフォア・アフターだ。
もし、デニムに合うベルトを探してるなら、フルカウントのワイルドレザーベルトはかなり重宝する一本だと思う。これからも永い付き合いになること間違いなし。ほんと最高だわ。