じつは自他共に認めるなりの映画好きだったりする。
なので、自宅でVOD(動画配信サービス)で映画観賞するにあたって映像と音にはコダワリたい。でも愛用しているプラズマテレビは映像は綺麗だけど音がいまいちなのが悩み…。
そんな薄型テレビの弱点である音響を補うためにもサウンドバーは必須アイテムになる。3年間に購入した、ソニー(SONY)のサウンドバー「HT-X8500」は、今の部屋で映画とテレビを観るのにちょうどいい音量&音質でとても気にいっている。
購入した理由は、愛用していたパイオニアのサウンドバー「HTP-SB550」が突然の故障でまったく音がでなくなってしまったからだった。やむなく薄型テレビの音のみで耐えようともしたけどあまりに音量が貧弱すぎて、人の台詞にいたっては何を言ってるのか聞こえない。駄目だこりゃとw
これは緊急事態!とすぐにサウンドバーを比較検討しまくって、発売直後だったソニーのサウンドバーを購入した。
購入時にこだわったポイントは3つ。まず、テレビの前に置くのでスリムでコンパクトなバータイプであること。つぎに、重低音は優先度下げてウーハー内蔵タイプであること。そして、最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス」「DTS:X(R)」などに対応してること。HT-X8500はそれらをすべて満たしていた。
HT-X8500の特徴は、本体中央にデュアルサブウーファー、左右にフロントスピーカーを搭載し、3次元の立体音響を実現するソニー独自のサラウンドが一番の売りだ。公式サイトでも…
高さ方向の表現力を加える「Vertical Surround Engine」と前後左右方向の表現力を加える「S-Force Pro Front Surround」により、フロントスピーカーだけで3次元の立体音響を実現します。
などと臨場感あふれる音響空間をアピールしている。がしかし、我が家は狭小住宅ゆえ音量をそこまで上げられず、前後左右から包み込まれるようなサラウンドサウンドは味わえていない。宝の持ち腐れか。悲しい…。
でも音量はもちろん低音もウーハー内蔵と思えないくらい出てる。これなら今の視聴環境でなら必要十分。満足感ありありだ。なにより、別置きのウーハーが無くなったことで部屋が少し広くなったのはでかい。
普段、映画を観るときは「シネマ」モードで、地上波のテレビは台詞の聞き取り重視で「ニュース」モードにしている。もちろんボイス機能もフル活用だ。ほんとは「Vertical S.」や「オートサウンド」で立体音響を楽しみたいけど、低音を嫌う妻に拒否されてしまうので…。
とても満足してるHT-X8500だけど、少々不満があるとすれば、本体に状態を示す液晶表示が無いことだ。本体上部に状態を示すLEDランプがあるけど、離れて使ってるのでまったく見えない。リモコンでいろいろ設定するけど、今どういう状態なのかがさっぱり分からないのは辛い。
あとは、期待してたよりも台詞が聞こえづらいことかなー。一体型でセンターがサブウーハーだからなのか、中音域の抜けがいまいちに感じるし、人の声がこもり気味で聞き取りにくい。致命的な欠点ではないけど思っていたほどではなかったかな。
苦肉の策でいろいろ調べた結果、カカクコムで「高級なHDMIケーブルに交換すると音質が向上し台詞も聞き取りやすくなる」というコメントを発見。早速、Amazonで「SIKAI 8K HDMIケーブル」(青いやつ)を購入してみた。
結果、少し音が良くなったような気が?するようなしないようなw
実際に使用してみて、HT-X8500は音質および機能いずれもバランスが取れているスピーカーだなと実感している。バー単品のモデルで3万ちょっとの価格帯なのでコスパもいい。なかなかイイ買い物をしたなと。
我が家と同じく部屋が狭くて本格的なシアターセットは難しいけど少しでも映画館みたいな音が欲しい!かつ手軽にサラウンドを楽しめて低音はそこそこでOK!って人にとっては最適なサウンドバーだ。おすすめ。