日々、マルマンの「ニーモシネ(Mnemosyne)」にひたすらメモするなかで、大事な箇所を強調したりちょっとした装飾用にマーカーが欲しくなり。インスタグラムで見かけた「男前ノート術手帳術」というブラック&グレーのシンプルなメモ帳術に惹かれてグレーの蛍光ペンを導入することに。
なんでマーカーなのにグレー?と思われるかもだけど、そこは前述の手帳術を参照してもらえればと。白×黒×グレーのシンプルでありながらインパクトのある書き方というか描き方で、かなり機能的で実用的だと思うので。ぜひチラ見ををおすすめしたい。
あらためて、ペンの導入にあたっていろいろと調べてみたところ、最近はグレーの蛍光マーカがいろいろあるみたい。いやぜんぜん知らなかった。グレーのマーカーがこんなにあるとは。なので、いくつか購入して色や書き味を比較してみた。
いろいろ調べて、5本の黒&グレー系のカラーマーカーを厳選。
- 三菱鉛筆 プロパス・ウインドウ ブラック
- 三菱鉛筆 プロパス・ウインドウ スモークグレー
- ゼブラ マイルドライナー グレー
- ぺんてる 筆タッチサインペン グレイ
- ぺんてる 筆タッチサインペン ライトグレイ
男前ノートでは、三菱のプロパス・ウインドウのブラックとスモークグレーを使ってるぽい。
が、そこはいろいろとコダワリたい俺なので、ゼブラのマイルドライナーのグレーと、大好きなぺんてるから筆タッチの最ペンでグレイとライトグレイを見つけたので購入。比較してみよう。
先ず、線の形状から。
5本それぞれ引いてみた。プロパス・ウインドウとマイルドライナーは太字で。
線の形状でいうと、上3つはまさに蛍光マーカーな線。下2つはサインペンな線。色味は5本とも違うなー。
プロパス・ウインドウのブラックは完全に黒だから置いておいて、他の4本はいちおうグレーという商品名。なのにどれも違うグレーでじつに個性的だ。
ただ、今回はマーカーとしての使用を想定しているので、ぺんてるの筆タッチ2本はそうそうに脱落で。
サインペンとはいえ筆っぽい書き味ならマーカーぽく使えるかも?と期待してたけど、やっぱりペンはペン。想定より細身だった。でもライトグレイの青みがかった色味はかなりかっこいいぞ。
というわけで、次はマーカー同士での比較へ。
プロパス・ウインドウのスモークグレーとマイルドライナーのグレーの太いペン先を比べてみる。字が汚いのが切ないw
プロパス・ウインドウのスモークグレーのほうが薄めでやや青みがかかった色味だ。
単なるグレーじゃなくスモークならではの味付けなんだろうか。マイルドライナーのグレーは墨ぽいこれぞグレーな色味。どちらも淡い色味でじつに渋い。もちろん文字を邪魔することもなくマーカーとして機能している。
次は、細いペン先を比べてみよう。
文字の下にラインを引いてみたけど、プロパスウイドウは「極細」とあるだけあってかなりの細字だ。マイルドライナーは中字でサインペンに近い書き味かな。手帳とかメモとか小さい文字を書きたいならプロパスなんだろう。
書き味はそんなに変わらないけど、どちらかというとプロパスのほうが固めかな。
あらためて、太字のペン先をみてみよう。
プロパス・ウインドウは小窓がついてるのが特徴的だ。この小窓で文字を確認しながらラインが引けるためはみ出さないらしい。工夫してるなあ。
いろいろ比較検討してきた結果。
メインで使用しているのはプロパス・ウインドウのブラックとスモークグレーだ。スモークグレーの少し青みがかったグレーのほうが、マーカーとしてやや目立つと思えたのが決め手だった。
今は、プロパス・ウインドウの2本と、ラミースイフトを駆使して、男前ノート術っぽく日々のタスクを書き出す毎日だ。プロパスのブラックの細字を使えば1本で完結するけど、線や書き味はラミーのスイフトのが格段上なので、組み合わせて使うのがベストかな。
実際、白黒のモノトーンで書いてみると、意外やすっきり見やすいしなにより格好いい。これは盲点だったなと。
もちろんブルーも好きだし、ブルーブラックとか最高だけど、今の気分としては「淡く渋い色味のグレー系でまとめるのが大人の手帳術だよ」と独りニヤニヤしているw
ただ悩ましいのが、モノトーンでまとめてるがゆえに、ブルーインクで愛用してるラミー2000万年筆の活躍が激減していることなんだよなあ。インクがブルーだと男前手帳にならないので。いっそ、ブラックのインクに替えようかなw
ちなみに、脱落したサインペンのペン先はこんな感じ。
筆タッチだけあってかなり細い。書き味は力の入れ具合、強弱で太い細いが書きわけられ、まるで筆ペンのようだ。これはこれでかなり味があるしなにより書き心地がめちゃ気持ちいい!どうにか使い方を考えたいところだ。
ぺんてるのサインペン、最高。