基本、財布は尻ポケ派。デニムの右尻ポケに財布を入れて育ててエイジングさせるのが醍醐味。
で、今愛用してるウォレットが、モト(MOTO)の「二つ折りウォレット」。購入したのは2015年の秋頃だったかな。使い込んだだけに、かなり良い具合にエイジングしている。
MOTOはレザーアーティストの本池秀夫氏が立ち上げたブランド。革小物とシルバーアクセサリのブランド「LEATHER & SILVER MOTO」は息子の本池大介氏・作人氏の兄弟が手掛けている、いわゆる家族経営のレザーブランドだ。
皮の質はもちろん、使い込んだ結果のエイジングと、使い勝手の良いシンプルなデザインが特徴。価格帯も高くなく、コスパ最強のレザーアイテムの一つと言える。また、都内には青山に店舗がある。
尻ポケ派的に、2つ折り財布はコンパクトにはなるけど分厚くなりがち。でも長財布にしたらポケットからはみ出るし盗まれそうだし、だからといってチェーンつける年齢じゃないし。どうしたもんかといつも悩ましくて…。
そんなアラフィフの悩みをまるっとに解決してくれたのが、MOTOの二つ折り財布だったのだ。
モトの財布はとにかく使い勝手が考え抜かれている。例えば、4つあるカードポケットのライニングがそれぞれ丸くくり抜かれてるから、カードを重ねて入れた時でも厚みが抑えられる。
さらに、カードポケットに段差がついてる&小銭入れが縦になってるから、財布を閉じた時に小銭入れの下側に小銭が溜まってカードポケットとぶつかってこれまた厚みが抑えられる。
じっさいに使ってみるとほんと分厚くなりすぎず、尻に敷いても違和感最小で問題なし。ロングほど長くないからポケットから少し顔を出すくらいの慎み深さも良し。絶妙なバランス感じゃないかな。
収納力も必要十分だ。カードポケットも多いのでカードが多い人でも大丈夫。カード室は厚みを抑える工夫も。
札入れと小銭入れが並行じゃないデザインも最初は不安だったけど、使ってみると小銭入れが大きく開くから見やすくて取り出しやすくて超便利だった。これは気づきだったな。
札入れも最初は深めで使いづらいかな? と思ったけど、しっかり収納できて安心感あり。領収書もたくさん入るし。こうなると、よくある札入れと小銭入れが並行になった二つ折り財布にはもう戻れない気がするぞ…。
そして肝心のエイジング。皮といえば育てる系アイテムの代表選手。MOTOのウオレットは良質で肉厚なサドルレザーだから使い込めば使い込むほど、艶のある色になりとても味わい深い子に育ってくれる。
とくにデニム✕尻ポケでガシガシ使ったことで、インディゴの色も多少うつって飴色っぽい仕上がりに。多少水染みもあるけどそれすら味わい深い。あまり神経質にならず厳しく育て成果が出てるんじゃないかな。自画自賛。
モトのレザーはエイジングが早い印象があるんだけど、尻ポケなら半年ぐらいでかなり育つかな。ちなみに内装はタンニンレザーでなのでまた違った育ち方をするので楽しめるのもイイ。
購入当初と比較すると別物かのような経年変化っぷりにビックリする。
心配だったのが、デザイン的な特長になってるコンチョがあること。デニム好きとしてはこのコンチョのあたりでポケットに穴が空くんじゃないかと不安だったけど、まあ結果的には杞憂だった。
コンチョの位置が右下にあるからか、当時よく履いてたフルカウントの1109やボンクラの66デニムに穴はもちろん変なアタリもでなかった。
ただ、とはいえこのシルバーコンチョは個人的にはちょっと悩ましい。アクセントになってるしMOTOらしいけど、どうしてもネイティブぽさが増すんだよなあ。若い頃はネイティブ系も好きだったけど、今はそうでもないので。
なので、シンプル好きとしてはコンチョ無しのモデルが選べると嬉しいし、ネイティブぽい雰囲気がもう少し抑えられると最高。まあ贅沢な悩みだけどw
そんなwかえで、7年使って不自由なし。仕事が変わって自転車通勤になったこともあり、デニムを履く頻度が減って経年変化は鈍化気味だけど。それでもヨダレが出そうな育ちっぷり。とにかく使いいのがイイ。
まだまだ使い込む気満々だしこれからどんだけエイジングするか楽しみだ。個人的にはジーンズのポケットと最高に相性がいい財布だと思う。縦型の二つ折り財布、おすすめ。