リゾルト 710 / 1年穿いた色落ちと、大人のテーパードシルエット

リゾルト(RESOLUTE)の710。2013年の4月に原宿の「OT&E」で買って、1年と少し、ほぼ毎日穿いた。

リゾルトは、ドゥニームのデザイナーだった林芳亨さんが2010年に立ち上げたブランド。「何年経っても手に入る理想の定番を作り続けたい」という思いから、作るのはジーパンだけ。しかも全5型のみ。潔い。

俺がデニムにハマったのは大学生の頃で、最初に出会ったのがまさにドゥニームだった。だから林さんの新しいブランドは、ずっと気になってた。ただ、かなり細身でスタイリッシュなシルエットなので、なかなか手が出せず…。

買ったいきさつが、ちょっと面白くて。ある休日、次のデニムを物色しにOT&Eへ行ったら、林さん本人が店頭でフィッティングをしてたんだよな。本当はウエアハウスの800を狙っていたんだけど、林さんがいるならリゾルト一択だろうと。ご本人にサイズを見てもらって、その場で決めてしまったw

ウエストは33。林さんが勧めてくれたレングスは30で、「これが710のスタイルとしてベストやで!」「これからは裾は短くなってくねん!」と強烈に推されたけど、慣れない短さに怖気づいて、31を選択。

710はリーバイスの66モデルを突き詰めたスリムストレートで、生地は13.6オンス。テーパードがかなり効いていて、太もも周りも裾幅も細い。それでも日本人の体型に合わせたシルエットだから、穿くと不思議とスッキリ見える。このシルエットは唯一無二だと思う。

穿き方はシンプルで、ほぼ毎日穿いて、洗濯は週1回。乾燥はコインランドリーの乾燥機でガンガン回した。林さんも「たかがジーパンや!ガンガン洗え!」と言っているし、俺も過保護にはしない派。

そうやって1年1か月。股下が擦り切れてきたところで、色落ちは完成ということでいいかなと。

以下、その色落ち。

全体的にコントラストは控えめで、キレイめなブルーに仕上がった。古着っぽい色落ち。これぞリゾルト。

リゾルト独特の、コインポケットのねじれとシワ。これがたまらない。

かなり綺麗な縦落ち。ヒゲはコントラスト弱めだけど、それがまた上品だ。

ミミのアタリもいい感じ。ボコボコしすぎず、大人っぽい雰囲気。

「林穿き」でロールアップしてたから、裾に傷みはなし。斜めに入ったアタリがきれいだ。

お尻にダメージは出たものの、パッカリングのアタリは雰囲気ばっちり。ポケット周りにも味が出た。

710は紙パッチ。毎日のように穿いていたわりに、少し傷んだ程度で済んだ。

赤地にオレンジの「R」の刺繍が、よく映える。

キレイめなブルーの色落ちが好きな人には、ぴったりのデニムだと思う。生地は肌触りが滑らかで穿きやすい。テーパードの効いたシルエットは大人っぽく見えるし、ジャケットに合わせても全然いける。アラフィフでも、まだまだ大丈夫。

今は休眠中。例によってサイズアウトで、しばらく出番がない。それでも、また痩せてデニムを穿くとなったら、リゾルトは真っ先に候補に挙がるだろうな。

この1本のあと、翌年の春に、もともと狙っていたウエアハウスの800を手に入れた。


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この記事を書いた人

東京在住の50代。デニム、革小物、時計を中心に、長く使い込んだモノだけを書いています。

流行ではなく定番を選ぶ。新しいモノより、時間をかけて育つモノが好き。モノを選ぶ基準は「10年使えるかどうか」。

ここで紹介するのは、実際に長く使い込んでこそ分かる、経年変化の面白さや、変わらない良さを見せてくれるモノです。