もう10年になる付き合いの、フィルメランジェのスエット「CALLUM」。
スウェットは吊り編みのループウィラーを愛用しながらも、着用する回数がまったく減らないのが、フィルメランジェのスウェットだ。この滑らかな生地とストレスフリーなシルエットから生み出される、圧倒的な着心地は唯一無二なんだよなあ。
フィルメランジェ(FilMelange)は、高品質な天然素材と熟練の技術を組み合わせた、日本製のプレミアムカットソーブランド。他にも、TシャツのポケT「サニー」や無地T「ジェームス」を愛用していて、俺にとってはシーズンを通して欠かせないアイテムになっている。
CALLUMを購入したのは2014年だったから、もう10年の付き合いになるのかー。月日が経つスピードにびっくりするけど、10年使えば文句なしに定番モノ。感慨深いものがあるなあ。
当時、フィルメランジェのTシャツの着心地の良さにハマっていたこともあり、いつかスウェットも欲しい!と虎視眈々と狙っていた。で、当時青山にあったお店でたまたまこの「CALLUM」を手にとり、よくあるガッツリとしたスウェットというよりは薄手で軽めのロンTに近いような佇まいに一目惚れ。
裏毛の起毛はより細い糸で密に編まれてた「コンフォート裏毛」が使われている。 この裏毛は表面が非常にフラットでなめらかな肌触りなので、実際に着てみるとかなり軽くて、ほんとロンT感覚で着れるのに暖かさは十分にあるという優れものだ。
デザインはセットインスリーブで、少しゆとりのあるボックス型のシルエット。おじさんに優しいシルエットとも言えるかな。年齢を重ねるとラクチンであることが重要になってくるものだ。
ループウィラーのスウェットはもう少しきっちりした風で、ちょっと背筋が伸びるところがあるかな。一方で、CALLUMはとにかくラクチンなのが特徴だ。同じスウェットでも方向性が異なるのが面白い。
袖口のリブは長めでクラシカルな雰囲気。このリブの肌触りもめちゃ気持ちいい。左腕に時計があるときは袖を折り返したりしている。
フラットシーマで縫製されているのもストレスフリーな着心地の理由。肌触りはもちろん最高だ。
人によっては気になるだろうポイントが、広めの襟ぐりかな。けっこう広いし着用するうちに伸びてもくるし。ループみたいなフィット感のある襟ぐりが好きな人は違うかもしれない。
ただ、個人的にはこのゆったりした襟がお気に入りポイントで、とにかく首回りが窮屈じゃないのが素晴らしい。10年着用してさすがにゆるくなったので、最近はインナーに先日買い足したフィルメランジェのTシャツ、ジェームスの杢グレーをあわせてる。
霜降り具合をUPで。エイジングして毛羽だ立ってるのがまた愛おしい。
なんだかんだ、スウェットというよりロンT感覚でフットワーク軽く着られるのがいいところだし、Tシャツの上からサラッと着るのがお気に入り。薄手なのでダウンなどのアウターのインナーでも使えるし、冬でもこれ一枚で十分だったりする。うーん、非の打ち所がないw
スウエットはフィルメランジェとループウィラーが、ここ10年ほど俺の両輪、定番ツートップなのだ。
ただ、CALLUMはもう廃盤なのが悲しい…。フィルメランジェが同じモデルを復刻してくれないものかと待ち望んでるけど、まったく同じモデルはもちろん近しいモデルすら出ないんだよなあ。メルカリでも漁るか…。