セイコークロックのバス時計 KS474M。2023年12月に買って、1年ちょっと使ってる。
最初は子供の部屋に掛けていたんだけど、どうにか取り返して、いまは自分の寝室兼仕事部屋に。やっぱりこの時計は、自分の目の届くところに置いておきたかった。
この時計、正式には「防塵時計」といって、もともとは都バスの車内時計として開発されたことから「バス時計」と呼ばれるようになったそう。初代が登場したのは1964年、東京オリンピックの年。そこから60年、基本デザインはほとんど変わっていない。
駆動方式だけはゼンマイからトランジスタ、そしてクォーツへと進化してきたけど、あの淡いグリーンのフレームと突き出た丸型フォルムはそのまま。シチズンやジェコーにも似たバス時計はあるけど、「バス時計といえばセイコー」というイメージが定着しているのは、この60年の積み重ねがあるからだと思う。
秒針はスイープセコンドで、カチカチ音がしない。寝室で使うには地味にありがたい。サイズは小ぶりだけど、大きなアラビア数字と太めの針のおかげで視認性は抜群。フレームはスチール、カバーはガラス。重さは約800gとしっかりしていて、業務用らしい堅牢さがある。
いまの国産壁掛け時計はほとんどが電波時計になっているけど、このKS474Mは金属ケースゆえに電波時計化が難しいらしい。正直、それでいいと思う。60年変わらなかったデザインが、これからも変わらずに残ってくれるなら、それが一番いい。



仕事部屋の壁で静かに時を刻む、60年前と変わらない姿。それだけで、なんだか安心する。