冬のアウターは選びはいつも悩ましい…。流行り廃りのサイクルも早いし、周りと被るのもできるだけ回避したい。もちろんデザインと機能性のバランスは重要。そんなコダワリがちな俺がもう浮気はしない! ってくらいお気に入りなのが、アークテリクスの「アトムARフーディ」なのだ。
アトムARフーディーは、中綿が化学繊維(Coreloft)で薄めかつ軽量なのが特徴。なので、いわゆる天然素材であるダウンやフェザーほどボリューム感もなければ保温性も足りないんだけど、これこそが俺的「冬の最強アウター」たるゆえん。具体的かつ詳細にその理由を説明すると…
そもそも都内でダウンは暑すぎる!流行かつ高価なダウンジャケットも気になるけど、暑がりな俺はダウンの保温力がどうしても過剰だ。真冬とかアウトドアを考えると保温力最高! ファッション的にもボリュームが出て格好いい! とは思うけど、街着メインで考えるとダウンである必要性、必然性がそこまでないんだよなーと。
巷では、カナダグースだウールリッチだモンクレールだったりと、お洒落ダウンが花盛りだけど、いやいやそうじゃないだろ! 東京はそんなに寒くないぞ! 電車では脱ぎたくなるだろ! って思いがどうしても拭えない。どう考えても過剰スペックだと思うわけだ。
冬のアウターは化学繊維で機能的かつ必要十分!その点、PrimaloftやCoreloftなどの化学繊維は、暑すぎず寒すぎずでちょうどいい感じ。保温力もちょっとその辺の街着としてなら十分だし、満員電車でも汗かくほどは暑くなることもない。ダウンの羽毛より撥水性が高くて濡れにも強いし、暑くなって脱ぐってこともほぼない。
見た目もダウンほどモコモコしないので、スタイル的にもシャープになる。最近の若者はトップもボトムもオーバーサイズが流行りみたいだけど、いい大人はそうはいかないからなー。出てる腹は隠したいけど…。
圧縮してもすぐ復活するので収納もコンパクト。そして何より汚れたら丸洗いできるのも化学繊維のいいところだ。昔愛用してたモンテインのプリマロフトジャケットなんかは毎年洗ってたけど、保温力は落ちないし型崩れもしなかった。羽毛じゃこうはいかんのよ。
立体裁断なので着心地はまったく問題なし!肝心の着心地は、立体裁断なパターンがきいてて腕も通しやすいし、絞られた脇下も適度な余裕で腕も動かしやすい。とにかく着てて気持ちいい。さすがアークだなといった着心地。間違いなし。
これは、ARC’TERYX全般にいえる特徴だけど、余計な装飾がないミニマムなデザインが潔くていい。
他のアウトドアメーカーのアウターは、どうしても山っぽかったり本気っぽかったり、ロゴ主張しすぎなデザインになりがちだったりで、あまり好みじゃない。アークテリクスは色使いも控えめだし、とにかくシンプルなのが好みなんだよなー。
始祖鳥ロゴもスタイリッシュだしw
そんなわけで、都心の冬で羽織るアウターとしては、ダウンよりも化学繊維(Coreloft)を使った、アークテリクスの「アトム AR フーディー」がベスト!だと思うわけだ。これぞ最適解。
サイズは大きめなので試着がおすすめ。サイズは原宿の店舗で何度も試着してサイズMを選択。俺は身長175cm、体重78kgのがっちり体型で、インナーとして着る服もTシャツにネルシャツ、もしくはTシャツにパーカーくらいなので、Mでまったく問題なし。
もし、俺と似たような体型で中にもう少し厚手の服を着たいなら、サイズはLがおすすめかな。少し着られた感があるかもだけど、アウターぽいっといえばアウターぽいサイズ感なので気にならないと思う。
アークのジャケットはサイズ感が大きめの印象があるので、できれば店舗で試着するのがおすすめ。その人のスタイルやコーデ次第でサイズ感が変わると思うので。原宿ならARC’TERYXの隣にNORTHFACEもあるのではしごできるのも便利。
というわけで、冬のアウター選びはアトム AR フーディーの一択であることが理解してもらえたかなと。
もし、ARは薄手だから真冬だと寒いんじゃないの?と不安な人がいたとしたら、「雪国じゃないなら問題なし」と断言する。もちろん、めちゃくちゃ寒がりな人は物足りないかもなので、試着して確認してもらえると安心できるかなと。
あと、値段も3万円台と、ARC’TERYXの中ではお手頃な方なのも嬉しいところ。イチオシ。
ちなみに、同じアークのアトムシリーズで「AR」じゃなく「LT」があるんだけど、これがまた格好いいんだよなー。
ARより薄手で脇下の両サイドが通気性のいい生地になってて、冬のアウターとしては厳しいけど、春・秋に羽織るジャケットとしては重宝しそう。原宿の直営店のスタッフさんも愛用しているらしく「この時期はLTばっかり着てしまう」らしい。
うーん、LTも欲しくなる…。