定番のTシャツは?と言われて思い浮かぶのはやっぱりHanes(ヘインズ)のTシャツ。
学生時代には近所のアメカジショップなどでワゴンに積まれた赤タグの3枚入りを買ってたなあ。コットン100%のざっくりした着心地がくせになるし、値段的にも手をだしやすくてイイのだ。
そんなヘインズのTシャツも、インナー用途のTシャツなので、生地が薄めでちょっと乳首が透けたり、洗濯を繰り返すとすぐやれてきたり、サイズ感的には外人向けでやや大きかったりと、色々と難点もありだったりする。
なので正直なところ、若い頃はそれでも憧れだけで頑張って着てたものの、大人になっていつしかヘインズに手を出すこともなくなっていた。が、ここにきてまた愛用してるのが、日本人向けに再構築された「ジャパンフィット」なのだ。
ここ数年愛用してみて思うに、前述の諸々の難点が見事に解消されているのが素晴らしい。
まず、日本人の体格に合わせたシルエットとフィット感だ!
日本人の体格に合わせて、着丈、袖丈は短くなり、身幅、アームホールも細くなっている。ゆえにフィット感がちょうどよくなり、着た感じがかなりシュッとした印象になった。
これなら今っぽい細身シルエットのスタイルにも合わせれるなと。従来の赤パックとかだと着てるより着られてる感が強かったけど、ジャパンフィットなら問題なしだ。もちろん、アラフィフな40代の俺でも問題なし。
次に、ドライな生地感だ!
コットン100%で最初から洗いざらしたような加工がされており、すぐに肌に馴染むような着心地がえられる。これぞヘインズって感じの肌触りがして、懐かしさもありながら好きがとまらなくなる。
生地は、いわく「透けにくい5.3オンス」を使用しているとのこと。ただやっぱり透けるっちゃ透けるな。なので乳首が気になる人は要注意だ。個人的には着心地的に厚すぎるとしんどいのでこれくらいがちょうどイイ。
個人的にTシャツの着心地の重要な割合を占めるのがネックのリブ幅だ。首が詰まるのがどうしても嫌なのでここが太いと論外。もう耐えられない。でも、ジャパンフィットはリブ幅が細身で快適!かつ見た目も細身のほうが格好いいしな。
あと、着てて気になるネームタグは、最近よく見かける熱転写でプリント。なので首の後ろが気になるなんてことはありません!素晴らしい!細かいところだけど、この熱転写はもっと広まって欲しいところ。
ちなみに、裾下脇にタグは気になったのでハサミでカット。これで完璧。
ここで、同じジャパンフィットで、Hanes PREMIUM(ヘインズ プレミアム)というモデルがあるので、通常モデルと比較してみよう。サイトの情報をサラッと読むかぎりでは何が違うのかまったくわからないからなw
プレミアムは、通常モデルと同じくジャパンフィットだ。オーガニックコットン100%で、丸胴編みなのも同じ。なんなら形もほとんど変わらない。
以下、重ねてみての比較になる。下が通常モデルで上がプレミアム。ちなみに、サイズ感は、通常モデルのXLとプレミアムのLLが同サイズ。
こう見るとほとんど変わらない。でも気持ち襟回りとかプレミアムのほうが細め。リブもほんと気持ちだけど細め。なんなら着たときになんかクルッと内側に巻き込むというかヘタレてくるのもプレミアムだったりする。
袖の長さはほぼ同じ。プレミアムは「袖口と裾口は表からは縫い目が目立ちにくいブラインドステッチ仕様」とうたっているけど、着用した感じでは実感しづらい。差がわからない。
裾はプレミアムのほうが短い。ここは長めが好きが短めが好きか次第かな。
実際に着てみて感じる違いとしては、プレミアムは生地が少しだけ厚めで比べるとややしっかりした着心地だ。なので短めの着丈と相まって、部屋着としてのリラックス感には欠けるかな。あと、色はプレミアムのほうが白さが強い気がする。
というわけで、比べてみた結果としては、もしアウターとして使うなら生地の厚さとか白さの点でプレミアムのほうが向いてそう。インナーとしての着心地ならよりドライな肌触りで軽めに着られる通常モデルが向いてそう。
まあ、結局のところは誤差の範囲ではあるし好みが大きいところではあるけどw
むしろ、決定的な違いは値段かな。プレミアムは倍の価格なのでここは大いに悩みどころだ。
個人的には、主にインナーで使用することが多いので、通常モデルのほうが好みではある。なので、次また買い足すときは通常モデルの2パックを買うと思っている。ほんとはグレーが欲しいんだけど、今は売ってないのが悲しい…。
というわけで、ヘインズのTシャツは大人になっても側にいるもんなんだなと。これぞベーシック。永世定番だ。