春秋となると三度の飯より大好物なのが、シャンブレーシャツだ。
着回しているシャンブレー3兄弟のうちの最後の1着が、MOTOR(モーター)の「NEW VINTAGE シャンブレーシャツ」。買ったのは2019年だったかな。販売されてすぐに「モトスタイルストア南青山店」に突撃して購入した。
当時、フルカウントのシャンブレーがサイズアウトして着られなくなってしまい、青いボタンの格好いいシャンブレーシャツはないものかと物色してたら、MOTOのクロージングライン「MOTOR」からシャンブレーが!となり飛びついたのだった。
ショップのお兄さんから聞いた話だと、生地も縫製もかなりこだわって作ってるらしく、「これでこの値段(1万8千円くらい)はありえないです」って話だった。実際、トリプルステッチとか柔らかな生地感は他にないものだと感じたし、なにより青いボタンがどハマりだった。
しかし、あらためてこのシャンブレーがまとってる独特の雰囲気はなんなんだろうなと…。ハンガーに吊ったこの写真を見ても、どこかフルカウントやウエアハウスのシャンブレーとはまた違うのがよくわかる。
なんでこんなにヴィンテージっぽいのか?あらためて調べてみたところ、このシャツは元々MOTOの本池さんが所有する1940年代頃のヴィンテージシャツを再構築したものらしい。ふむふむ。
まず、アームホールや身幅をやや細身にすることでスタイリッシュなシルエットにしているんだとか。確かに着ていてワークシャツっぽい野暮ったさを感じたことはないなあ。むしろドレス寄りな雰囲気すら感じてるくらいだ。
次に、フワトロかつ艶のある生地は、アメリカブレンド綿を使って1940年代の生地を開発して、それを旧式織機で柔らかく織りあげてるんだとか。この柔らかさは育てば同じくフワトロになるだろうフルカウントのシャンブレーよりも圧倒的。むしろ最初からこの柔らかさなのが凄いんだよなあ。
このフロントのポケット周りの風合いとかたまらない。フワトロ感伝わるかなー。
そして、ヴィンテージな雰囲気を出しまくりのトリプルステッチは、当時使われていたユニオンスペシャルの巻き縫いミシンで縫製されてるんだとか。うーん、まるでレプリカジーンズですか?ってくらい手がかかってる。
肩口、背中のトリプルステッチ。美しい。
袖口も雰囲気たっぷり。糸のほつれすら格好いい。たまらん。
裾のマチは空環仕上げ。
この仕上げは、あえて糸を残した処理でヴィンテージのワークシャツあるある。でも、知らない人からすると「ほつれてるよ?ゴミがついてるよ?」と突っ込まれること必至のポイントだったりするw
そんな、MOTOR(モーター)の「NEW VINTAGE シャンブレーシャツ」だけど、どちらかといえばちょっとキレイめな感じでコーデしたい時に登場させることが多いかな。俺のシャンブレー三兄弟のなかでも一番大人なやつ。
今年で5シーズン目になるので、正直ちょっとくたびれてはきてるかな。でもまだブルーの色は濃く残ってるし、生地もそこまでへこたれてはいない。まだまだ着れるはず。終わらんよ。
むしろ、エイジングが進んできて今が一番格好いい時期だとも思う。むしろ最高の状態じゃないかと。なので、最近は少し着る回数を減らしたりしてるかな。少しでも長く着たいので大切にしていきたい。頑張ってくれ。
ほんとめちゃくちゃお気に入りのシャンブレーだから、MOTORで再販してくれたら速攻で買い足すんだけどなー。
【公式】LEATHER ARTS & CRAFTS MOTO
シャンブレー三兄弟もぜひ。