愛用しているビルケンシュトックのボストンがボロボロになったので、原宿の店舗に持ち込んで修理に出してみた。
修理に出したのが、2015年10月19日くらいで、修理完了で戻ってきたのが12月8日くらいだったので、1ヶ月半くらいかかったかな。ドイツに送っての修理になるので時間がかかるのは仕方ないところだ。
以下、修理前後のビフォアーフターをまとめてみよう。
修理前はこんな状態だった。
パッと見でくたびれてるしボロボロ。自慢のスエードも傷んで汚れてもうヘロヘロ。触るとなんかザラザラするw
インソールを後ろから。
ペッチャンコだなと。ビルケンならではの脚をつつむフットペッドの形状の原型がない。これだと一番大事なヒールのフィッティングが台無しだ。
内側のスエードとソールの間が剥がれてしまってるのは、このボストンのサイズがナローフィットだから、幅広めな僕の足の形にフィットしていない疑惑もあり。
だらりと垂れ下がったフットペッドに隠れて見えづらいけど、コルクもボロボロで実は半分くらいしか残っていない。ソールの減りとあいまってひどい状態。
ソールもすり減ってしまって無残な状況に…。
踵はもちろんサイドもすり減って丸くなっている。こんなソールだと歩くときはもちろん、立ってるときでも安定感は皆無。グラグラするぞ。
悲惨なのがバックルだ。なぜか分からないけど豪快に歪んでしまってる。なぜこんなことに…。
いっそ新しいサンダルを買いなおそうかとも考えたけど、いや待てよと。これだけお気に入りのサンダルなんだから、ここで手放すのはもったいないしなんか違うぞ。と、踏みとどまることにw
そういえば、ビルケンといえば末永く履けるようにと修理してくれるのが強みだった。愛用のサンダルだしまだまだ履きたいので、一度修理にだしてみよう!てことで、原宿のショップに愛用のボストンを持ち込んでみることに。
ビルケンシュトックのサイトには修理のこだわりなんてページもあるくらい。
店員さんにボロボロになったボストンを見せると、いわく「コルクもボロボロなので、オールソール交換になります。スエードはそのままでいいけど、バックルも交換になりますね。」とのこと。
オールソール交換のみで9,000円ちょっと。バックル×2を交換するとかるく1万越えてきた。新しいサンダルが買えそうな値段だなと。ちなみに、修理価格はパーツごとに違うので、価格表を参考にしたほうがいい。
でも、店員さんと話してて「グレーのスエードは最近販売してなくて、結構レアですよ。できれば修理して大切に使ってもらいたいですね。」って言葉に心動かされてみたり。
最終的には、料金的にちょっと悩みはしたものの、長年履き込んでスエードも馴染んでるし、色もグレー好きだし、そもそも愛着あるしで、やっぱり修理することを決断したのだ。
ただ、バックルは同じ色のものがないらしく、似たような黒を選んでの修理依頼に。ドイツに送っての修理になるみたいで、だいたい1ヶ月ちょっとかかるみたい。しばしのお別れに。
修理から帰ってきたボストンは完全復活な状態!
スエードもクリーニングしてくれたのかめちゃキレイになってる。触るとスベスベするw
フットペッドも新品になってる。
そういえばこんな形だったよなー。ちゃんと足型のプリントも復活してる。ちょっと感動してしまう勢い。もっと早くリペアするんだったなあ。
踵のコルクもしっかり復活。
そういや、ビルケンのソールってこれくらい分厚かったよなあ。履いてみるとちょっと固めだけど安定感バッチリ。包み込むようなフィット感がたまらない。
アウトソールもちゃんと文字&模様がある。サイドも直角でエッジがきいてるし、立っても歩いても安定感バッチリ。
バックルも新品になっている!
色はぜんぜん違和感なし。前の色がどんなだったか忘れてしまいそうなくらいハマってる。
修理の結果として、ソールを張り替えて、バックルを交換して、スエード以外はまるで新品だけど、逆に馴染んだスエードが残ってるからこそ、愛着もって違和感なく履くことができたなと。素晴らしいよ。
もちろん修理料金はそこそこかかったけど、トータルでの満足感はありまくりだし、後悔はない。ソール交換してくれて末永く履けるサンダルって他にはないから、これこそビルケンならではの魅力だよな。
オフィス履きで毎日履いたとして、あと3年くらいは履けるかなー。